ウミガメの産卵観察について
ウミガメ観察期間の終了
令和6年8月上旬をもって今年度の観察を終了しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
産卵の観察をご希望の皆様へ(お願い)
土曜日の夜など、休日の前夜に観察申請が集中します。
大勢で暗い浜を移動するのは大変危険ですし、何より、大勢で静かに産卵を見守るのは不可能に近く、母ガメに多大なストレスを与えかねません。
このような理由により、観察者数の上限は50人までとさせていただきます。
ご理解とご協力をよろしくお願いします。
申し込み方法
- アカウミガメの産卵を観察したい方は、みなべ町教育委員会への許可申請が必要です。
- みなべ町では、教育委員会などが主催して観察会は開催していません。
参加される皆さんが、自己責任のもと、自主的に観察を行うことに対して許可を出しています。
申請書
下の申請書に必要事項を記入し、FAXで送信してください。(FAX 0739-74-3621)
申請は、お早めにお願いします。
受付時間
受付時間は、平日の午前9時から午後5時までです。
休日は受付できません。
電子メールでの受付
電子メールでも申請を受付ます。
ご希望の方は、「住所」「氏名」「電話番号」「観察希望日」「参加人数」「観察目的」を明記の上、次のアドレスへ送信してください。
みなべ町お問い合わせ窓口 (kyoiku@town.minabe.lg.jp)
令和6年度 観察受け入れ開始日
令和6年度の観察受け入れ開始日は、令和6年6月15日(土)の夜からです。
ウミガメ観察予約状況
空白:予約可
×:予約不可(満員)
△:要相談(残りわずかとなってます。お問い合わせください。)
電話 0739-74-3134
観察の方法
例年、5月の下旬ごろから産卵シーズンが始まります。
シーズンは8月上旬頃まで続きます。
千里の浜では6月に入ってから、NPO日本ウミガメ協議会から派遣された調査ボランティアの学生さんたちや地元のボランティアの皆さんが協力して保護・調査活動を開始します。
その活動のかたわら、観察に訪れた皆さんのために観察のガイドをしてくださいます。
観察は現場の指示に従い、千里の浜の観察ルールを守って、次のとおり行ってください。
集合場所
千里観音の境内
国道42号線から千里観音を目指して進み、突き当りの未舗装の広場が駐車場です。
駐車場の右奥に階段がありますので、降りると千里観音の境内です。
駐車場は私有地なので、キャンプや焚き火、バーベキューなどは年間通して厳禁です。
(千里の浜までの案内マップ)
集合時間
夜8時
夜8時から調査パトロールを開始します。この時間にあわせて千里観音の境内へ集まって下さい。
気長に待機
ウミガメが上陸しても、産卵が始まるまでは近寄れません。観察ができる状況になれば、パトロール係から無線連絡が入り、ガイド係が産卵場所まで案内してくれます。声がかかるまで浜へは立ち入らず、境内で待機して下さい。
また、参加すれば必ず見られるとは限りません。上陸しない日もありますし、上陸しても産卵に失敗して帰ってしまうこともあります。相手は野生動物なので、こちらの都合に合わせてはくれません。ご了承ください。
観察の終了
調査は午前4時ごろまで行われますが、基本的に観察の対応は24時までとさせていただきます。
調査員の負担を減らすためと、観察される皆さんの健康のためと、母ガメに静かな時間をつくってあげるためです。ご理解ください。
千里の浜の観察ルール
このルールは、専門家のアドバイスをいただきながら作った、ウミガメの保護に重点を置いたローカルルールです。一部自然公園法を含みますが、法的な規制ではありません。100年後も200年後も同じように産卵に来られるよう、観察される皆さんに、ウミガメに代わってお願いするものです。
ご理解とご協力をよろしくお願いします。
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ライトは照らさないこと。
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夜間は大きな声をたてないこと。
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フラッシュ、ストロボ撮影は厳禁のこと。
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産卵するまでは近寄らないこと。
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ゴミくず・空き缶・空瓶などは放置しないこと。
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卵の発掘は禁止とする。
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ペットの同伴は禁止とする。
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浜への車の乗り入れは、自然公園法の規定により禁止とする。
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産卵・ふ化シーズン中、千里の浜でキャンプは禁止とする。
よくあるご質問
Q:何時ごろ観られますか?
A:上陸時間は日によってまちまちです。浅い時間に早々と観られる日もあれば、夜中を過ぎないと観られない日もあります。また一晩に複数回上陸がある晩もあれば、全く無い晩もあります。相手は自然なので、こちらの都合には合わせてくれません。要は、カメさん次第です。
Q:満月の晩は上陸が多いと聞きますが?
A:統計を取っていないので何ともいえませんが、千里の浜では、月が出ている間は上陸がなく、月が隠れてから上陸が増えるというケースが見られます。逆に、月明かりで人影ができるような明るい夜でも産卵する親ガメもいます。要は、カメさん次第です。
Q:雨でも観察会はありますか?
A:ウミガメは天候に関係なく産卵のために上陸します。そのため調査員の皆さんも、雨でも調査をされます。雨の中で観察されるかどうかは、主催者である皆さん次第です。
Q:子ガメのふ化を観察したいのですが。
A:子ガメは暗くなってから産卵巣から脱出します。産卵シーズンには、調査員の皆さんが調査のかたわら観察客のガイドをしてくれますが、ふ化の時期には誰もいないので観察の対応ができません。また、延長1.3kmの千里浜に産卵巣が点在しているわけですが、どの産卵巣からいつ子ガメが出てくるかわかりません。暗い浜を闇雲に子ガメを探して多くの観察客に往来されますと、脱出間近の産卵巣や歩いている子ガメが踏まれてしまう恐れがあります。このような理由で、千里浜ではふ化の観察はご遠慮いただいています。「子ガメたちが無事に海へ旅立てますように」と、遠い空の下で祈っていて下さい。
お問い合わせ先
- 教育学習課
- 電話:0739-74-3134 FAX:0739-74-3621
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